広告の制作・企画を経験している方に、実体験についてアンケートをとりました。
広告の制作・企画の仕事内容、年収、残業時間から、どのような人が向いているか、これから広告の制作・企画を目指す人へのアドバイスなど、広告の制作・企画への就職や転職を考えている方に有益な情報をまとめました。
性別:女性
年齢:45
業種:マスコミ系
業種:なし
月間残業時間:20時間
会社規模:10~100人
上場について:非上場
当サイト『キャリエンス-Webで職業体験』について
「この職業が気になっているんだけど、実際にどんな仕事しているかいまいちわからない」
「転職を考えているけど、この職業ってきついの?残業時間は?」
「この職業に将来性はあるの?」
とお悩みの方向けに「実際にその職業に従事していた方のリアルな体験談」のインタビューをまとめたサイトです。
あなたが自分にあった職業を選択できるように、ぜひ活用してください。
広告の制作・企画の仕事内容
広告の制作・企画の仕事内容
実際に働いた人はどのような仕事内容をしていたのでしょうか?
ここからは実際に広告の制作・企画経験者が語る業務内容です!
クライアント企業のポスターやダイレクトメール、チラシ、ウェブサイトなどを企画制作する仕事です。
クライアント先に出向くか、またはメールや電話を通じて、まずはオリエンテーションを受けます。そこでしっかりクライアントの要望を理解し、会社に持ち帰ります。
社内で、クリエイティブディレクターやアートディレクター、デザイナー、コピーライターなどがチームを組んでいるので、皆でオリエンテーションの内容を共有します。そしてやるべきことを共有したら、数日後に、アイデアの要素を持ちおります。
そこから、提案すべき方向性を別日に絞り、具体的なデザインやコピーを形にします。それを提案書としてまとめ、後日クライアントにプレゼンテーションを行います。
複数案を提出することが多いので、その中から選択された案について、制作を進めていきます。グラフィックの内容を詰めたり、必要であったら撮影をしたりと、内容を詰めます。
そして最終的に、紙媒体であれば入稿を行い印刷をします。ウェブであればウェブサイトアップします。
これまで手がけた仕事
大手企業のポスターや店内資材、ダイレクトメールの企画や、カタログの企画制作を行いました。また、ウェブサイトも関連して作りました。
さらに、企画制作に伴うスケジュール管理や、コスト調整も仕事の1つです。
年収
年収は500万円。月収は33万円。
広告の制作・企画に向いている人
オーダーされたものを作るだけでなく、相手がどういったことを望んでいるのかを聞きだせる人、また、どのようにすれば実現できるかを考えられる人です。
オリエンシートも用意されていますが、クライアントの担当者が、どのような目的でどんな内容の広告または販促を打ちたいのか、明確になっていないことも多いのです。ですので、大事なところをしっかり聞き出すことが必要です。
オリエンの場で質問をしたり、掘り下げて見たりして先方の考えていることをどれだけ理解し、明文化できるかが大切です。
持っている資格
資格はとくに持っていません。
良いところ、やりがい
何もないところから自分のアイデアをいかし、皆と協力しながら企画や制作ができるところが面白いです。
また、クライアントから、今回はいいものができた、広告や販促の効果があったと言われると、とてもありがたいし、やりがいがあります。
悪いところ、きついところ
最近はそうでもありませんが、制作の仕事は時間で区切り辛いので、夜遅くまで作業したり、ときには徹夜になったりと大変でした。
また、仕事の進め方があまり理解できていない上司についてしまうと、形のないものだけにいつまでも時間をかけてしまったり、論理的に仕事が進められなかったりして、回り道が多いのがストレスになります。
逆に言うと、しっかり業務の全体像がわかっている人の下につければ、自分の考えや個性を活かして力を伸ばすことができると思います。
広告の制作・企画の女性ならではの悩み
女性だからか分かりませんが、20代の前半の頃は、クライアントに舐められた感じで、しんどかったです。
また、担当するクライアントが、男性がほとんどを占めるの業界の企業だと、やや浮いてしまいます。
女性だからといってことさら意識せず、甘えず、媚びず、相手に弱みを見せずにやっていけば大丈夫と思います。
広告の制作・企画の将来性
紙媒体は少なくなっていくかもしれません。
ウェブの知識もあるとか、撮影やイラストなど全般的にハンドリングできるとか、何か強みがないと、生き残るのが厳しいかもしれません。
会社選びで重要視するところ
社長が威張っていなくて、尊敬できることです。
広告の制作・企画を目指す人へのアドバイス
広告といってもいろいろなので、大きな代理店に入って派手にやりたい人もいれば、地道に制作をやりたい人もいるかと思います。
でも、ものづくりが好きで、アイデアを形にするのが得意な人なら、自分に合った会社にさえ出会えれば活躍できると思います。