実際に胚培養士を経験している方に、仕事内容や待遇を聞いてきました!
胚培養士への就職や転職を考えている方に有益な体験談なので、ぜひ参考にしてください!
特に職業の本音トークが知りたい方はぜひ読んでみてください!
この記事でわかること
- 胚培養士の実体験に基づく仕事内容
- 胚培養士の年収
- 胚培養士の仕事はきついか
- 胚培養士の将来性
- 胚培養士をこれから目指す人へのアドバイス
今回話を聞いた方はこんな方です。
性別:女性
勤務時の年齢:23-25
業種:その他
業種:医療系
月間残業時間:30時間
会社規模:10~100人
上場について:非上場
当サイト『キャリエンス-Webで職業体験』について
「この職業が気になっているんだけど、実際にどんな仕事しているかいまいちわからない」
「転職を考えているけど、この職業ってきついの?残業時間は?」
「この職業に将来性はあるの?」
とお悩みの方向けに「実際にその職業に従事していた方のリアルな体験談」のインタビューをまとめたサイトです。
あなたが自分にあった職業を選択できるように、ぜひ活用してください。
胚培養士の仕事内容
胚培養士の仕事内容
不妊治療において、人工授精、体外受精を行うために、精液の精製・凍結保存処理を行ったり、体外受精、受精卵の培養などを行う仕事。
卵子・精子を体外環境下で取り扱う仕事の全般を行う。
また、それに伴う培養液の調整や患者さんの案内・説明も行う。
間違いが決して許されない仕事でもある為、作業段階の中で確認事項は多く、自分の仕事に加えて、他の方のダブル、トリプルチェック(複数人の培養士でのチェック)が多く存在する。
そのため並行作業となる仕事も多い。
病院によっては間違いの元となるため並行作業も禁止している。

すごいレアな職業体験だなぁ。
胚培養士(エンブリオロジスト)は、まさにこの人の仕事内容の通りで、体外受精の業務全般を専門とした医療技術者だよ。(一般不妊治療と高度生殖医療によって範囲はかわる)
間違いなんて起こしたらとんでもないことになるからとても気を使うものだけど、すごい人のためになる職業だね。
これまで手がけた仕事
精子精製、凍結・融解、卵子操作全般
良いところ、やりがい
自分が関与した患者さんからの出産の報告が来ると、感慨深くなり、とても幸せそうな姿を見ると、この仕事の意義を感じることができる。
また、精製処理、卵子操作、凍結・融解操作と難しい操作が多いが、確実に「今までできていなかったことができるようになった(より上達した)」感覚を得る機会が多いこと。

技術力がいる仕事みたいだね。自分のスキルアップが目に見えやすい職業だからやりがいはとてもありそう。
悪いところ、きついところ
プレッシャーが大きい仕事。
検体自体は見て区別が付かないため、取り違えが起こらないように厳重なチェック体制で対応しているが、気が抜けないところ。
また、患者さんがかけた数十万円とその想いが、自分の手元にあること、その小ささから簡単にロストしてしまう可能性もあることへのプレッシャーが大きい。

医療は発達しているけど、不妊治療はまだまだ悩んでいる夫婦が多くいる。
個人で数十万って、近年の日本人の給与体系じゃかなり辛いし、ダメだったらお金以外にも精神的に削られてくるわけじゃん?
でも、100%成功するわけじゃないんだよね。そういう世界で、最大限のパフォーマンスをだそうと頑張っている仕事って本当に尊敬するね。
胚培養士に向いている人
決まりに忠実であることが大事なので、言われた通りに正確に物事をこなせる人が向いている仕事。
自分の発想を生かしたいような人には不向き。
自分で考えて行動するよりも、決まり切ったマニュアルに添いたい方に向いていると思う。
他、手先が器用な人。

まぁ新しい手法を生み出すってものではないから、発想力はいかせないだろうね。
胚培養士の待遇
会社の情報
会社規模:10~100人
上場について:非上場
地域:東京
残業時間
月間残業時間:30時間
年収
性別:女性
勤務時の年齢:23-25
年収:450万円(月収25万円)
役職:なし

23歳から2年ほど勤務とすると、やや給料は高め。(年齢が低めな人は300~400万円が一般的な平均っぽい)
ただ、残業時間が30時間は長いなーって印象。
不妊治療は自由診療なので、給料はクリニックによってかなり開きがあるらしいので、これから就職って人は吟味するといいかもね。
胚培養士の女性ならではの悩み
どんどん技術を上げていきたいが、そのためには長い時間が必要な技術が多い。
妊娠・出産を考えている場合、男性と比べて長く続けるのは難しい。
患者さんの年齢を見て、焦りを感じて退職する人も多い。
女性が多い職場で、人間関係が拗れている職場も多いので要注意。

これはマジで女性ならではの悩みだね。不妊治療に近くで触れるからこそ自分の年齢に対して焦りが生まれてしまうんだろうね。
今後の日本は労働人口が減っていくという政府試算がでていて、女性は出産しても職場に戻りやすくする施策を企業は今後一層打ち出していくと思う。
なので、女性でも長期的に働けるような職場が増えるといいね。
胚培養士の将来性
現在、不妊治療の需要の増加に伴い、専門の病院が増えてきている。
技術あってこその仕事なので、将来性のある仕事だと感じる。

よほどのことがない限りは需要増な印象。
会社選びで重要視するところ
職場の雰囲気。
外部の人間との関わりがほとんどない仕事なので、ずっとその場所にいて快適かどうかはとても大事。

閉じた仕事だから内部の環境は大事だね。
胚培養士を目指す人へのアドバイス
需要は大きい分野で、資格も実務経験が必要なものになってくるので、胚培養士として採用されるのは簡単な時勢。ただ、その後離職率はとても高い仕事。
病院によって雰囲気や、教育のスピード、業務内容(検体操作のみだったり、患者さん説明などの仕事があったり)も様々。
入職前に複数の病院見学に行くとこをお勧めします。

経験者だからこそ言えるためになる情報だなぁ〜
就職するのは簡単だけど、離職率は高いと。
で、就職する場合は複数の病院を見学に行くことが大事ね。
これから目指す方はぜひ参考にしてくれよな!