実際に理学療法士を経験している方に、仕事内容や待遇を聞いてきました!
理学療法士への就職や転職を考えている方に有益な体験談なので、ぜひ参考にして見てください!
特に職業の本音トークが知りたい方はぜひ読んでみてください!
この記事でわかること
- 理学療法士の実体験に基づく仕事内容
- 理学療法士の年収
- 理学療法士の仕事はきついか
- 理学療法士の将来性
- 理学療法士をこれから目指す人へのアドバイス
今回話を聞いた方はこんな方です。
性別:女性
年齢:24
業種:その他
業種:医療系
月間残業時間:10時間未満
会社規模:1500~2000人
上場について:非上場
当サイト『キャリエンス-Webで職業体験』について
「この職業が気になっているんだけど、実際にどんな仕事しているかいまいちわからない」
「転職を考えているけど、この職業ってきついの?残業時間は?」
「この職業に将来性はあるの?」
とお悩みの方向けに「実際にその職業に従事していた方のリアルな体験談」のインタビューをまとめたサイトです。
あなたが自分にあった職業を選択できるように、ぜひ活用してください。
理学療法士の仕事内容

理学療法士ってどんな職業?ってところから説明すると、ざっくり言えばリハビリの専門家だね。
日常生活に支障がある人にたいして、生活に必要な基本的な動作ができるようになるために、運動療法などを提供する職業だよ。
理学療法士の仕事内容
疾患進行に伴う廃用や怪我への治療を行う職業です。入院してくる患者様(骨折や脳梗塞による麻痺)に対してリハビリを行います。
また怪我の進行や程度に対しての改善の予後予測を行い身体機能の評価を行い、アプローチを行い、それに伴う服薬状況や骨折などの受傷部位の回復程度を医師と話し合いもします。
退院が近くなれば自宅生活や、その他周辺での活動が退院時点での身体機能で安全に行えるかどうかも家屋調査に行くなどして検討したりもします。
骨折などの回復レベルに合わせたリハビリを行うことが重要です。

はえ〜思ってたよりも業務範囲が広いんだね!
一般的なイメージのリハビリだけでなく、ときに医師と話し合ったり、家屋調査(バリアフリー大丈夫?とか)をしにいくそうな。
割と分業されているのかと思ったけど、患者が日常生活に戻れるまでをワンストップで行う職業なんだね。
これまで手がけた仕事
学会発表

僕の親戚に医療系の職業の人がいるけど、学会はめんどうだけど大事って言ってた。
年収
約350~400万円(月収20万円)
理学療法士に向いている人
- 身体機能の状況を把握し優先順位をつけることができる。
- コミュニケーション能力。
- 向上心の高さ。
「身体機能の状況を把握し優先順位をつけることができる」という点に関しては、身体を考えると悪影響のある部分は多くあるが、骨の形・筋肉の左右非対称性などで根本の悪い部分・最も治療効果の出る部分を見つけなければいけないため。

西洋医学は東洋医学と比較して、対処療法(根本原因よりも症状の緩和を優先)よりのことが多いけど、この人に関しては根本からしっかりと直すことを心がけているみたいだね。
持っている資格
理学療法士免許(国家資格)
良いところ、やりがい
治療が患者様にフィットするものだとアプローチした瞬間によくなります。その瞬間はやりがいを感じるところです。
また勉強すればするだけ治療の幅は広がり患者もセラピストも充実した時間を過ごせる。また学んだ事は家族にも貢献できる。

自分が努力した成果や患者からの感謝の言葉などがダイレクトに伝わる職業だから、やりがいが大きそうだね!(うらやましい)
悪いところ、きついところ
常に勉強は必要で、症例検討や症例発表はどの病院でも多く行われており、残業は比較的少ないが次の日の治療アプローチなど考えないといけないことは多い。
場所によっては学会発表・論文投稿が必要な病院もあり準備が大変。給料は多いとは言えず少ない方。

技術力を求められる仕事の悩みどころだね。僕も技術職だから、残業していなくともプライベートの時間で自己研鑽などをしないといけない。そういうのがどうしてもできないって人は、技術系の職はおすすめしないよ。(といっても、技術職として働いている人でも自己研鑽しないような人はいっぱいいるけどね。キャリアアップは詰むけど)
理学療法士の女性ならではの悩み
高齢者が多いとセクハラがあったりする。
※すぐに対処はしてもらえる。

この人は女性の方なんでセクハラなんてこともあるようだね。
理学療法士の将来性
筋トレやストレッチのみのリハビリは将来性は低い。
東洋医学やオステオパシーなどのまだ有名ではない主義を取り入れていく必要がある。

僕は以前東洋医学を学校で学んだことがあるんだけど、国家資格は西洋医学が元になったものが基本。
で、柔道整復師や理学療法士、薬剤師、医師などで東洋医学を学ぶ人って多いんだよ。
これけっこう人によって主義がわかれるところがおもしろくて、西洋医学こそ志向!みたいな人もいれば、西洋医学にも限界があるので、東洋医学のアプローチをとりいれよう、みたいな人もいる。
いずれにせよ、常に何か新しいものを勉強して取り入れて行かないと成長はストップしてしまうよ。
会社選びで重要視するところ
中堅層が多くいる病院を選ぶ事をお勧めします。

手堅いね。離職率自体は低くても、実際は中堅層の重要な世代がすっかすかの企業は今結構増えているから注意が必要だね。(僕の勤めている会社もすっかすかでやばそう)
中堅層が多いってことは、それだけ労働者にとって働きやすい会社っていう指標になるよ。年功序列で若手はなにやっても昇給できない、とか労働条件が過酷、って会社は、結婚や子育てに優先度が向く30~40くらいの中堅層が減るイメージある。
理学療法士を目指す人へのアドバイス
まずは専門の大学・学校に入りましょう。
国家試験は専門の学校を卒業している者のみが受けれるから合格率は高いが、難易度はほかの国家資格に比べて高い。
また実習も相当大変。
コミュニケーションスキルを高めましょう。

まず認定条件を満たした学校に通う必要がある点に注意しよう。
そして、医療系の国家資格の学校っていうのは、内部で足きり(学校の国家資格合格率をあげるために、テストの点数が低いとかを理由に国家試験を受験する許可がおりない)があったりするので、「うはwwwこの学校の合格率高いからよゆwww」とか考えていると痛い目をみるよ。
まじで医療系の学校は舐めていると大変だからね。普通の専門や大学とはかなり違うよ(僕も経験者だよ。医療の道は諦めてIT系の技術者になったけどね)